一方,しばらく使っていなかったThinkpad 100eを久しぶりに自宅で使ってみると,これが無茶苦茶遅い.というか,タスクマネージャーで見るとCPU使用率はずーっと100%のままで,まったく使い物にならない.
確かに,もう5年も前の機種でCPUは非力なAMD Athlon NEOだ.しかしメモリーは4GBに増設,HDDもSSDに換装してある.テキスト編集とかネットの閲覧などでは困るほどではなかったのに(まぁ,速くはないので軽いLinux系のOSに替えようかと試したりはしていたが),何か月ぶりかに使ってみるとこのありさま.
タスクマネージャーで起動しているプロセスを見てみると,Trustedinstaller.exe というプロセスが100%近くCPUを占有している.Google先生に”Trustedinstaller.exe ”で聞いてみると,こんなの発見
どうもWindowsの自動更新がらみ,が原因のよう.
「重くて使いにくい」という理由でWindowsをあまり使わなくなると、「前回のWindows Updateの「後処理」」が終わらないうちに、「翌月のWindows Update」が始まったり、「復元ポイントの作成」などが始まってしまい、「TrustedInstaller.exe」にますます負担がかかり、ますますPCが重くなるという悪循環を繰り返すようになります。
そして最後には「マウスがカクカクするほど」PCが重くなり、手の付けられない状態になってしまいます。
ということだそうで,詳しくは上のHPを見てもらうこととして,解決法は簡単で「PCの電源を付けっ放しにして、半日以上放置する」というもの. 半信半疑?で当方のX100eも電源をONのままに半日以上放置しておいたら,確かにTrustedinstaller.exe の動きがほとんど無くなり,だいぶすっきりしてきた.
しかしまだタスクマネージャーはこんな具合で,何も動かしていなくてもCPUが50%以上使用されている.
こちらの原因MsMpEng.exe.
これはMicrosoft Security Essential というMicrosoft のウイルス対策ソフトなんだが,50%以上CPUを占有してくれては使えない.他の軽いアンチウイルスソフトに替えようかと思ったが,まずはGoogle先生に聞いてみる.一番あれこれと説明されていたのが英語ではあるが,以下のページ.
他のウイルス,マルウェア対策ソフトがインストールしてあれば全部アンインストールしろとか,あれこれ書いてあったが,とりあえずスキャンの範囲をCドライブだけに狭めてみた.
上のように,Microsoft Security Essential の設定画面を開いて,「設定」タブの「除外されたファイルと場所」を選択し,スキャンの対象にしたくないファルダやドライブを「参照」して選択し「追加」し,「変更の保存」をクリックすればよい.
その結果がこちら.
何も明示的にソフトを動かしていない状態でなんとか5%程度以下までCPU使用率が落ちてくれた.ただ,X100eの起動時には,Dropboxが同期を完了するまでの数十秒ほど100%CPUを占有してちょっと苦しい状態に.これはまぁしかたがないか.
こうして通常の状態でCPU使用率は下がったものの,逆に何かアプリを立ち上げた時の遅さが際立ってきて痛し痒し. X1 Carbonにはどうあがいても勝てないし...