2017年9月21日

世界のどこでも使えるというWiFiルーター GlocalMe U2 を手に入れる


 海外に行って,それなりに携帯でネットを使用するときは,現地のSIMを使ったほうが通信費は安くつく.ということで,今年はハワイと中国に行ったが,その都度,現地で使えるSIMを購入してきた(あらかじめAmazonで購入).ハワイ,中国ともにネットをしたり電話をかけることに大きな問題は無かったのだが,iPhoneの場合,SIMを変更したときどうにも初期の設定(と帰国時の再設定)が面倒だった.iPhone では構成ファイル(プロファイル)をちゃんと設定するのに手間がかかるのだ.空港のちょっと不安定なFree WiFi でプロファイルのダウンロードをするのは面倒.慣れればどうってことはないのだろうが,帰国するたびに成田でもとのOCNのSIMに入れ替えて,使えるようになるまでモタモタしてしまう.

で,またアメリカに行くことになったので,わざわざ SIMを入れ替えなくても良いように,こんどは世界中で使えるというWiFiルーターー  GlocalMe U2 を試してみることにした. テレビで盛んに宣伝しているイモトのWiFi(レンタル)も考えたが,アメリカでLTEを利用する場合,1日1,580円かかること,今後も複数回の海外渡航を予定していること等を考えるとルーターを買ったほうが安くつくだろう.例のごとく,Amazonで買ってみた.こんな箱に入ってくる.


あけてみると,本体,簡易マニュアル(英語,中国語),ストラップ,充電用のUSBケーブルが入っている.


本体についてくる簡易マニュアルは英語,中国語だが,Amazonで購入すると,販売元から日本語のマニュアルがPDFファイルとしてメールで送られてくるので,英語や中国語ができなくとも心配はない.

ストラップを付けた本体.SIMを入れる場所の説明がプリントされたシールが貼られている(簡単にはがせる).SIMは入れなくても,本体そのままで使える.



裏面(どっちが表で裏かは??だが).簡単な使用法とSSID や パスワードがプリントされたシールが貼られている(英語と中国語併記).SSID,PWDは変更できるようだが,変更しないでこのシールを貼った状態で本体を失くしてしまうと,使われ放題の非常にまずいことになる.SSID,PWDを変更しないなら,しっかりメモったらさっさとシールは剥がしておこう.


販売元から送られてきた日本語マニュアルにそって,クイックスタート.まずは,GlocalMeアプリを端末にインストール.私の場合は iPhone6 Plus を使うので,iOSのアプリをインストール.

新規ユーザとして,メールアドレス,パスワードなどを設定してアカウントを作成する. アプリの立ち上げ画面はこんな感じ.初期についてくる1GB+αの表示が(この画面はペアリングした後).

My Device をタップ,Activate Device をタップしてU2とペアリング.



その後の設定も,まぁ,そんなに難しいわけではない.WiFiの設定をしたことのある人なら無問題.ちゃんとWiFi接続されるとMy Device にはこんな風に表示される.


もとに戻って,My Account をタップすると,初期パッケージの約1GB分(1年間有効)を現在使用中であることがわかる.なお,現在の残高は0ユーロなので,初期の1GBを使い切る前に,チャージしておいたほうが良いらしい. top up をタップすると,チャージ画面に移動する.最低20ユーロからチャージ可能.PayPal ,WeChat Pay などが使える.


なお,このアプリは日本語化されていない.先頭画面から Setting をタップし Language を見ても

表示されるのは,英語と中国語だけ.残念.日本での利用者を増やすためにはぜひ日本語化を.

なお,先頭頁の Packages をタップすると,
Top-up:pay-as-you-go :使った分だけ支払う
Buy package:パッケージ(一定期間一定量の使い放題)
という2種類の利用(支払い)方法の説明があり,OKをタップすると様々なパッケージが表示されるので,適宜選択すればよい.例えば,アメリカ(USA)なら 300MB 30日間 が 6€ である.


このWiFiルーターは日本でもそのまま使えるので,海外に出かける前にあらかじめ携帯側の設定を済ませて使えることを確認しておくことができるし,日本国内用のパッケージもあって,1GB,30日で7€(940円位)だから,普段使いにしても悪くはないかも.ちなみに,我が家で試しにこのWiFiルーターを用いてネットをしてみると,下り約26Mbpsでまぁまぁの速さだった.