2014年7月20日

Verbatim USB 3.0 外付けSSD 128GB を買ってみた. 転送速度の比較など...


ちょっと長期に出張する予定ができて,念のため持ち運びのできるバックアップ媒体を手に入れようとあれこれ探した結果,Verbatim の外付けSSD 128GB を買ってみた. 満足度は50%以下かな.


考慮したのは次の4点.
  • 頑丈であること.旅行での移動中には何があるかわからない.落としても大丈夫な頑丈なものが良い.
 対衝撃,頑丈を売り物にしたポータブルHDDは各社からでていて,2TBなんて容量のものもあるが,やはり普通のHDDは可動部分があるので衝撃性の面で不安がある.ここはやはり可動部分が無い USBメモリタイプ,SDメモリーカード,SSDなどがよかろうと.
  •  小さくて軽いこと.
ただ小さすぎても失くす心配が有るので,USBメモリとかSDメモリーカードはこの時点で対象外に.
  • 容量は100GBもあれば十分. 
あまりに大量のデータを旅行中に持ち歩くのも,万が一紛失したときのことを考えると,それなりの紛失対策はするにしても,不用心である.
  • できれば高速なUSB 3.0 に対応していること.速ければ速いほど良いよね.

こんな理由でVerbatim の外付けSSD 128GB を例のごとく Amazon で購入.


 確かに小さい.クレジットカードとほぼ同じ大きさ.長さはカードより7mm程長い93mm,幅はほぼ同じ53mm.もちろん厚さはカードと同じとは行かず8mm弱.重さは計っていないが,軽いし.
2.5インチのHDDよりはるかに小さく,当然ポータブルHDDの類よりも軽くて小さい.


ここまでは良かった.しかし速度に関しては?????


早速,書き込み速度を測ってみる.使用したのはUSB3.0のUSB端子がついているThinkpad Edge 130と,USB2.0 しか使えないThinkpad Edge 14.

まずは USB3.0の結果. 普段のバックアップ時に使うことを想定して,Edge 130 から 10.5GB分のファイル(2651個のフォルダに含まれる51,948個のファイル)をこの外付けSSDへコピー(書き込み)してみる. 所要約28分,転送速度約6.4MB/sec. あれ~,USB3.0っていっても,全然速くないぜ???

気を取り直して,USB2.0の結果. 今度はEdge 14 の 27.6GB分のファイル(8,421個のフォルダに含まれる130,232個のファイル)をこのSSDをにコピー.所要約117分,転送速度約4.0MB/sec. あれ~,SSDのはずがちっとも速くないぜ???

これはどういうわけだ?!

CrystalDiskMark を持ちだして,ちゃんと測ってみよう.

まずは USB3.0の結果 上がファイルサイズを1GBとした場合,下は100MBの場合.




おい,速いのは Sequential の場合だけじゃないか!!!

続いて,USB 2.0の場合 上がファイルサイズを1GBとした場合,下は100MBの場合.



さすがにSequential もグッと落ちる.それ以外もUSB3.0の60%ぐらい.やはりUSB3.0が遅すぎる. それにこれってそもそも SSDつかっているってレベルじゃなさそうな.

頭にきたので,古いロジテックのポータブルHDDを取り出してきて(現在は写真類のバックアップに使かっていて,普段使うことはない),ベンチマークを実施. 上が Edge 130に,下がEdge 14に接続した場合.  4kの読み込みが10倍ほどSSDの方が速いがそれ以外はほとんど差がないじゃないか!!




結局のところ,最初に調べた通常の使用時を想定した書き込みチェックの結果(USB3.0で使っても書き込み速度はUSB2.0の 1.5倍ほどにしかならない),をそのまま裏付けるようなベンチマークの結果になった. またSSDを使っているメリットもほとんどなさそうな結果だ.これなら,USBメモリタイプのUSB3.0対応の64GBを購入したほうが良かったか.


まぁ,この外付けSSDのメリットは「小さくて軽い」ことぐらいか. この点は満足. 昨日届いたばかりで,実際の仕事などではまだ使っていない.これから実際に使ってみたら,また別の感想を持つかもしれない.










2014年7月12日

Day One と Evernote の連携. Day One という日記アプリをiPad mini にインストール

 何を記録するにしても,もっぱら Evernote を使っているのだが,Evernoteではカレンダー形式の表示ができないし,これが出来ればよいのにと前から思っていた.Andorid には EverCalendar という Evernote のメモをカレンダー形式で表示してくれるアプリがあって,それなりに良いのだが,どうも動作が不安定だし,当然 iPadでは使えない.iPadでも類似のアプリはあるようだが...

Evernote は日付を基準として記録,検索するというシステムではない.勿論,作成日時,更新日時とかは,ちゃんと記録されているのだが,それがメインにはなっていない.何でも雑多に記録しておいて,後からタグなり,全文検索で色々見ることは簡単にできる.が,何月何日に何をしたっけ,ということが一目瞭然とはなっていない.日記として”も”使えるが,日記専用に特化されているわけではない.私の場合,日記としても使っているので, Evernoteの各メモのタイトルの先頭にわざわざ 2014/07/11(金) のように日付を入れている.が,これが結構面倒.

そこで,Mac,iPhoneの日記アプリとして有名な Day One を試してみた.前から気にはなっていたのだが,無料セール中だったので.



Day One は日記アプリとして,確かに見栄えは良い.日時,天候,場所等が簡単に記録できる.カレンダー形式でエントリーが表示されて見やすい.iCloudでの同期にも対応しているようだ.

しかし,Evernote との連携が..  当方,あくまで Evernote 中心の生活なので, Day One で日記を書いてもEvernoteでも読めるようにしたいのだが,そんなに簡単ではなさそう. やれそうなことは以下の4通り.

 1) Email でEvernoteに送信する. しかし,各エントリー毎に送信せねばならず,面倒.

 2) テキストファイルとして Evernoteに保存する. これもエントリー毎にしてかできないようだ.
 しかも,エクスポートされたテキストファイルがEvernoteのメモに添付される形で,Evernote側での見栄えが良くない.さらにテキストファイルはマークダウン形式になっているようで,拡張子が .md となっており,なぜか iPadの evernote では中身が見えない. 
Windows PCのEvernoteでは,添付されたテキストファイルの拡張子 .mdを適当なエディタに関連付けておけば,そのエディタが立ち上がって一応内容は読める.ただ文字コードはUTF-8 になっており,UTF-8に対応しているエディタでないとダメ(私はさくらエディタを関連付けてみた). なお,Settings メニューで Style ⇒ Markdown をOFFにしても,添付されるファイルの拡張子は .md のままだった.

 3) pdf フィアルにして Evernote に保存する. 
各エントリー毎に保存できるが,これはEmail の場合と同様に面倒.
しかし,pdf ではまとめてのエクスポートも可能. Settings のメニューから,Export pdf を選び,エクスポートする日付範囲を選んでまとめてpdf にすることはできる.そしてそれをEvernoteに送ることも可能.詳しい説明はこちら.こうやって送ったpdf中の文字列の検索はEvernote内でも可能.
4) Webページとして公開して,そのWebページをEvernoteに取り込む
この他に,「Publish」という機能を使って,Day One のエントリーを Webページに公開する,という手もありそうだ. そしてそのWebページを Evernote に取り込む... これはまだ試していない. 
結局,Day One と Evernote の連携を取る方法,どれも今ひとつで,面倒.まとめてpdfにするのが一番現実的か.毎日,日記をDay Oneで書くというより,旅行などに行った時に Day One で旅行記などを書いて,それをEvernoteに取り込むといった使い方をすることになりそう.


Day One を初めてさわったときには,ちょっと戸惑った..

 「検索」はどうやる? 
  最初,どうやって検索するのかわからなかった.
  Menu ⇒ Timeline を選択すると,「Timeline」と表示されたすぐ下に「Search」の表示が現れる.iPad mini ではちょっと小さな文字で色も薄くで最初は気づかなかった.一応,全文検索ができるようだ.これができなければ致命的だが.

 エントリーを消すには?
  「Calendar」 なり 「Timeline」 で,エントリー一覧を表示させておき,消去したいエントリーを右へスワイプ. こうすると,メニュー表示がでてくるのだが,はじめは気が付かなかった.メニューからゴミ箱を選択すれば良い. 他の選択肢としては,スター付,タグ付け,編集,エクスポートが表示される.