ちょっと長期に出張する予定ができて,念のため持ち運びのできるバックアップ媒体を手に入れようとあれこれ探した結果,Verbatim の外付けSSD 128GB を買ってみた. 満足度は50%以下かな.
考慮したのは次の4点.
- 頑丈であること.旅行での移動中には何があるかわからない.落としても大丈夫な頑丈なものが良い.
対衝撃,頑丈を売り物にしたポータブルHDDは各社からでていて,2TBなんて容量のものもあるが,やはり普通のHDDは可動部分があるので衝撃性の面で不安がある.ここはやはり可動部分が無い USBメモリタイプ,SDメモリーカード,SSDなどがよかろうと.
- 小さくて軽いこと.
ただ小さすぎても失くす心配が有るので,USBメモリとかSDメモリーカードはこの時点で対象外に.
- 容量は100GBもあれば十分.
あまりに大量のデータを旅行中に持ち歩くのも,万が一紛失したときのことを考えると,それなりの紛失対策はするにしても,不用心である.
- できれば高速なUSB 3.0 に対応していること.速ければ速いほど良いよね.
こんな理由でVerbatim の外付けSSD 128GB を例のごとく Amazon で購入.
確かに小さい.クレジットカードとほぼ同じ大きさ.長さはカードより7mm程長い93mm,幅はほぼ同じ53mm.もちろん厚さはカードと同じとは行かず8mm弱.重さは計っていないが,軽いし.
2.5インチのHDDよりはるかに小さく,当然ポータブルHDDの類よりも軽くて小さい.
ここまでは良かった.しかし速度に関しては?????
早速,書き込み速度を測ってみる.使用したのはUSB3.0のUSB端子がついているThinkpad Edge 130と,USB2.0 しか使えないThinkpad Edge 14.
まずは USB3.0の結果. 普段のバックアップ時に使うことを想定して,Edge 130 から 10.5GB分のファイル(2651個のフォルダに含まれる51,948個のファイル)をこの外付けSSDへコピー(書き込み)してみる. 所要約28分,転送速度約6.4MB/sec. あれ~,USB3.0っていっても,全然速くないぜ???
気を取り直して,USB2.0の結果. 今度はEdge 14 の 27.6GB分のファイル(8,421個のフォルダに含まれる130,232個のファイル)をこのSSDをにコピー.所要約117分,転送速度約4.0MB/sec. あれ~,SSDのはずがちっとも速くないぜ???
これはどういうわけだ?!
CrystalDiskMark を持ちだして,ちゃんと測ってみよう.
まずは USB3.0の結果 上がファイルサイズを1GBとした場合,下は100MBの場合.
おい,速いのは Sequential の場合だけじゃないか!!!
続いて,USB 2.0の場合 上がファイルサイズを1GBとした場合,下は100MBの場合.
頭にきたので,古いロジテックのポータブルHDDを取り出してきて(現在は写真類のバックアップに使かっていて,普段使うことはない),ベンチマークを実施. 上が Edge 130に,下がEdge 14に接続した場合. 4kの読み込みが10倍ほどSSDの方が速いがそれ以外はほとんど差がないじゃないか!!
結局のところ,最初に調べた通常の使用時を想定した書き込みチェックの結果(USB3.0で使っても書き込み速度はUSB2.0の 1.5倍ほどにしかならない),をそのまま裏付けるようなベンチマークの結果になった. またSSDを使っているメリットもほとんどなさそうな結果だ.これなら,USBメモリタイプのUSB3.0対応の64GBを購入したほうが良かったか.
まぁ,この外付けSSDのメリットは「小さくて軽い」ことぐらいか. この点は満足. 昨日届いたばかりで,実際の仕事などではまだ使っていない.これから実際に使ってみたら,また別の感想を持つかもしれない.
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